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TokyoGirls.rb Meetup vol.1 に参加した

3月2日に、渋谷で開催された TokyoGirls.rb Meetup vol.1 に参加してきました!
そして、会社が託児所スポンサーだったのでスポンサーLTのお時間をいただけたのでちょっと喋りました。
登壇者の皆さんの発表と、イベントが超絶最高だったので参加レポートを書きます!!!

イベントページ↓ techplay.jp

イベントの様子(ざっくり)

当たり前なんですが女性が見たことないくらいたくさんいました!!!会場内は賑やかで明るい雰囲気でした。参加者さん同士が休憩時間にお話したりしている場面が多く見られた気がします。
女性専用枠がありましたが、当日の男女比は1:3くらいでした(ぱっと見)。
年齢は比較的若い方が多かったです。最後に懇親会があったのですが、どの方も笑顔で優しく話しかけてくださいました。
参加者にはRuby歴が浅い方が多く、お話していて共感できるところがたくさんあったのもあり、とっても楽しかったです。(私が今まで参加した勉強会はまだ私には難しかったのか、聞いててもよくわからんな〜という気持ちになることが多かった)
そして登壇者4名の皆さんの発表も最高だったので、発表を聞いた感想を書き留めますφ(・

登壇者の皆さんの発表

「好きなことを仕事に エンジニアはいいぞ😉」 by かなきゃんさん

speakerdeck.com

ずっと笑顔でお話しをされていたかなきゃんさん、めっちゃ輝いてて眩しかった…。
初めての登壇とおっしゃっていましたが、初めてとは思えないほどお話が上手で聞きやすかったです。
楽しそうにお話をしているかなきゃんさんを見ていると、本当にプログラミングでものを作るのが好きなのだなあというのが伝わると同時に、困難すらも楽しむ力、問題解決力がかなきゃんさんの武器なのだろうなあと思いました。私は持っていない力なのでとっても羨ましい…。

特に印象に残った部分は、「プログラミングだけでなく、プラスでなにか違ったスキルを持って、それを交差させることで自分だけができる仕事になる」という言葉です。 「なにか得意な分野を見つけて、そこで尖れるエンジニアになりたいなあ」という気持ちはぼんやりあるけれど、実際まだそこまでになれるイメージすら湧かなくて若干焦りみたいなものを感じていたのですが、
「プラスでなにか違ったスキルを持って、それを交差させることで自分だけができる仕事になる」というのを聞いて、すでに私が持っている得意なことや、プログラミング以外でも私が得意なことがあれば、それをプログラミングと掛け合わせて私だけの武器にすることができるかもしれない!という希望がわきました。

あと、かなきゃんさんの原動力が「ユーザーにサービスや価値を届ける楽しさ」「技術の楽しさ」なのに対し、私自身は「技術を理解する面白さ」の方が原動力としては強いかもしれないなあ、ということに気が付きました。
もちろんユーザーがサービスを使ってくれて喜んでくれるのは嬉しいけれど、今は知らなかったことを理解して実践できた瞬間に脳汁が出る感じがします。

やりたいこと・作りたいものを自分で実現できるのはエンジニアの強みでもあり楽しさだな、と改めて思いました。

「システム障害との向き合い方」 by しなもんさん

speakerdeck.com

Twitterで以前からフォローしていたしなもんさん、この日初めてお姿を拝見しました。
もっとゆるふわな感じを想像していたのですが、喋るときはテンポよくはっきり喋る方で、それでシステム障害のお話をされていたので、言っていいかわかんないんですがめっちゃかっこいい…!と思いました。憧れる女性エンジニアナンバーワンかもしれない(本気)

システム障害というテーマは、今回一番気になっていました。
私は担当しているサービスの障害対応はしたことがないのですが、いつかはするだろうと思っていますし、経験談とアドバイスを聞きたい!と楽しみにしていました。

お話の中で、システム障害の対応を「雨漏りしたら一旦穴の下にバケツを置いて、どうやって穴を直すか?次穴が開かないようにするには?」と例えていたのがシンプルでわかりすかったです。
バケツを置くのが一次対応、穴を直すのが収束、また穴が開かないようにするのが恒久対策にあたります。
「まずは被害を最小限にするように考えて行動するのが大切」とおっしゃっていて、基本的なことだけど焦っているときには特に意識しないといけないな、と思いました。

また、しなもんさんご自身が障害対応ができるようになるまでに、

  • わからなくても先輩の作業の横で様子を見守る
  • 何が起きたときにどこを見てどうしたらいいかを学ぶ
  • 次に起こらないようにする仕組みづくりを手伝う

をやることで、「できないことを減らしていく」ようにした、とおっしゃっていました。
これは今には私にとっても大事で参考になるお話だったので、この瞬間にやる気が300倍増しくらいになりました。300倍は嘘です。

対応ができるようになるだけでなく、障害を減らすコードを書くようにして、最終的には障害対応が発生しないようになるのが最高!なので、それを目指して「できないことを減らす」ようにしていきたいなと思いました。

Rubyでプログラミングの楽しさを知ろう!」 by ようさん

youchan.org

ようさん、技術書典で「マンガでわかるRuby」を共著で出します、とのことでした。マンガを担当される湊川あいさんは わかばちゃん本が出版される前から大好きですし、次の技術書典絶対行くぞという気持ちになりました。

ようさんの発表のテーマは、「Rubyの素晴しさ」でした。
ようさんが思うRubyの好きなところは、「みんなオブジェクトである」ことと「ブロックのおかげで、ユースケースを想定して書きやすい/読みやすい方法を選べる」だそうです。
確かに、メソッド名は動詞が基本と言われますがRubyには名詞のメソッドもありますよね。
コード書いていて、「読みやすさと書きやすさ、どっちを取るべきだろう?」と考える場面も遭遇したことがあります。 私はRuby以外の言語をまともに書いたことがないのですが、それでもいろんな本や情報を見ているとRubyは自由度が高い言語だな〜と感じます。
ようさんのお話を聞いていて、Rubyプログラミング言語として(他の言語と)どう違っていてどういうことができるのか?を詳しく知りたい気持ちになりました!これはきっと沼だと思うのですが…

また、ようさんは「Rubyが日本で作られている言語だから、コミュニティが成熟していて好きだ」ということもおっしゃっていました。
歴も長く、成熟していて「大人力がある」と表現されていました。大人力とは、コミュニティに属する個人のさまざまな特性に対して、お互いに気遣いしあって、配慮することだそうです。
他の言語だともっと殺伐としている感じなんでしょうか…。
ようさんのようにいろいろなコミュニティにいたことがある方だからわかること、感じることがあるのだなあと思いました。それは私にはまだまだ感じることができないので、こういったお話を聞けたのは良かったなあと思いました。

「チームの変化は私の変化!チームとともに成長する!」 by かとりえさん

医療機器メーカーの営業から、RailsGirlsがきっかけでエンジニアになったかとりえさん、お子さんもいらっしゃるなんて、こんなにかっこいい女性はいるだろうか?と驚きました!

かとりえさんのお話は、チームで開発することと、子育てをしながらエンジニアとして働くことについてでした。私も最近(と言ってももう1ヶ月経ったけど)研修を終えてチームに入って開発をやり始めて、悩むこと、大変だと感じることがたくさんあったのでとても気になるテーマで楽しみにしていました。

特に「わかる〜!」となったのが、「連携とか仕様は開発を担当した人しかわからない」「設計は頭の中」という部分でした。
私が今携わっているサービスは規模が大きくて、「ここの仕様どうなってるんだっけ」と思っても誰かに聞いた方が早いとか、誰かが(頭の中の設計書を元に)実装したら、次にその実装を担当した人が(頭の中の設計書を元に)作ったらまたちょっと違う仕様になっていた、という状況が起きていたからです。(ここだけでなく、全体的に歴史が私のチームと似ていて、ずっと「わかる〜〜」と言っていた)
かとりえさんはスクラム開発やカンバン方式で進めることによってうまくいったところがあったそうなので、この時もっと具体的に何をやったかとかどう変わったかを質問すればよかった…!と感じました。
私のチームでもスクラム開発&カンバン方式(Trello)でやっているのですが、まだまだ難しいなと思うところがたくさんあるので、またかとりえさんとお会いする機会があったらチーム開発についてたくさんお話を聞きたいと思いました。

後半の子育てのお話、時間の都合であんまり深くはお話しされていませんでしたが、かとりえさんの1日のスケジュールがハードすぎて、「子育てする親ってこんなに忙しいのか!?」とびっくりしました。私にはこなせる自信がありません…。でももしかしたら私も数年後には、かとりえさんのように子育てしながら働いているかもしれない…。
育児は女性に限った話ではありませんが、今回のようなエンジニアとして働く女性たちが集まるイベントにおいて、かとりえさんのお話はとても参考になった方が多かったのではないかと思います。

スポンサーLT

発表の途中にスポンサーLTタイムがあり、そこでペパボのスポンサーLTとして私から新卒研修についてのお話をさせていただきました。
Rubyのイベントだし技術的な話もりもりのほうがいいかなあと思ったのですが、参加者のうちRuby歴が浅い方が多かったので研修で学んだことをお話しました。

speakerdeck.com

ペパボの人間として初めてLTをしたのと、人前で話す経験があまりなかったので、とても緊張しました…。
懇親会で細かいことを質問されたり、あたたかい言葉をかけてくださった方がたくさんいらっしゃってとても嬉しかったです。

もしペパボに興味がある方は、公式採用アカウントにご連絡いただければオフィス見学やカジュアル面談ができますのでぜひどうぞ!

またイベント参加したいなあと思いました。ありがとうございました!